左上半身麻痺?!
手術時間は6時間半ほどかかりました。
左腕の激痛で麻酔から覚めました。
オレ 「痛い痛い!、早く外せー!」
医者 「何が痛みますか?」
オレ 「左腕が千切れそうだ!」
医者 「点滴しか付いてませんよ?」
オレ 「え?マジ?痺れて動かない!」
手術中の同じ姿勢が原因の神経麻痺だそうです。左上半身が全く機能しません。
流石にこれは焦りました。怖くなってちょっとキツイ言葉も出ちゃったかも?
左腕のリハビリを最優先って事になったのですが、数ヶ月かかるなんてリハビリ担当が言い出す始末。
ベテラン麻酔科医師が喉元に注射する方法を提案。取り敢えず何でもいいからやってくれって事で喉に1発神経注射!
取り敢えずこれで様子見です。
翌日ももう一回同じ神経注射を打って、リハビリしてマッサージして。
指先はかなり痺れが残ります。腕も思うようには上がらないけど、自力でかなり動くようになりました。取り敢えず一安心ですな。
ところで最初は2人しか居ない病室も満室です。オレ以外は皆さん、抗がん剤の投与で入院だそうです。
みんなガンガン高いクスリを4〜5日の入院でぶち込んでいくそうです。
すでに常連の様な人もいます。
有明癌研じゃ抗がん剤入れるだけでも2ヶ月待ちだとか、放射線治療は稲毛が1番だとか、長く治療を続けてるみたい。
仕事はもう出来ないから休職中だそうです。もう1人は会社を辞めて退職金でで治療を続けてるみたい。
あー再発だけは勘弁だよ、マジで。
横ではヨメが一生懸命左手をマッサージしてくれてる。1番身近でオレのガンを見てるけど、毅然と受け入れて自分が出来る事全てを全力でサポートしてくれている姿にちょっと泣きそうになっちゃうよ。
ヨメはタイ人だから、日本じゃオレしか頼れる身内居ないし、しっかりしなくちゃ。
もしもの事があったら、なんて初めて真剣に考えたかも。漠然と病気になったら生命保険が頼りだなぁなんて思ってたけど、いざとなったら金だけじゃなく、外国に独りぼっちになっちゃうし、姑に頼りにくいだろうし、あ〜怖い怖い。
絶対に治してやる!!